「後悔している」…加藤容疑者、態度は徐々に変化 秋葉原事件1カ月

 17人が死傷した東京・秋葉原の無差別殺傷事件は8日、発生から1カ月を迎える。職場や親への不満を募らせ、些細(ささい)なトラブルを引き金に犯行に走った加藤智大(ともひろ)容疑者(25)。最近になってようやく、警視庁万世橋署捜査本部の調べに「後悔している」と話し始めたが、被害者への明確な謝罪はいまだにない。事件の全体像が徐々に明らかになる一方、薄い動機に関係者の悲しみは癒えない。東京地検は責任能力に問題がないことを確認するため、7日から加藤容疑者の鑑定留置に入った。

 

■明確な謝罪なく

 加藤容疑者は殺人未遂の現行犯で逮捕された直後、自らの起こした事件の大きさを理解している様子はなかった。

 最近になって少しずつ変化を見せ、「取り返しのつかないことをした。申し訳ない」と供述。17人が死傷させたことも「後悔しています」と口にするようになったが、被害者への明確な謝罪はいまだにないという。

 加藤容疑者は5月以降に限っても、携帯サイトの掲示板に自らの心境や不満など3000件を超える書き込み、取り調べでも「書き込みはすべて本音です」と話しているという。

 だが、書き込みに対するネット利用者からの反応はほとんどなく、孤独感を募らせ、「ネットの人間に存在を気づかせたくて大きな事件を起こそうと思った」と供述。「初めてきちんと話を聞いてくれた」(加藤容疑者)のは、皮肉にも、逮捕後に取り調べに当たった捜査員だった。

■3カ月かけて鑑定

 地元・青森県でトップの高校に入学しながら、その後は思うように進学や就職ができなかった境遇について、加藤容疑者は取り調べで涙を見せることもあるという。親の教育方針に不満を漏らし「両親とは絶縁状態」と供述。派遣社員としての生活に不安を抱え、勤務先のリストラ計画で職場への不満も鬱積(うっせき)、事件の直接の引き金についても「(勤務先の)ツナギ(作業着)がなくなり、やけを起こした」と話している。

 これまでの調べに加藤容疑者は、「うそはつきたくない」と犯行に至った一連の感情や動機を詳述。起訴後の公判で事実関係が争点となる可能性は低いとみられる。

 一方、家族関係や仕事への不満など動機が複雑に絡み合い、トラックとナイフで17人を殺傷した犯行の異常性から、「公判で責任能力が最大の争点になると予想される」(検察幹部)ため、東京地検は7日、東京地裁に鑑定留置を請求して認められた。10月6日まで3カ月かけて精神状態を正式鑑定し、責任能力に問題がないことを確認したうえで起訴する方針だ。

■休止続くホコ天

 事件後、秋葉原の名物だった歩行者天国は休止となったままだ。現場の交差点には献花台が置かれ、週末には花束や飲み物などを供えて手を合わせていく人が絶えない。

 誰もが被害者になる可能性のある通り魔事件。それだけに当時、秋葉原にいた買い物客は強い衝撃を受けた。東京都狛江市の須藤裕子さん(20)と稲城市の矢島奏美さん(19)もそうだ。「人ごとではないような気がして…。時間ができれば必ず来ようと思います」。事件から間もなく1カ月を迎えようとしていた6日の日曜日。言葉少なに話して献花台に花を供えた。

 歩行者天国が休止となったアキバでは、制服を着た警察官が警棒を手に警戒しているが、街の活気は徐々に戻りつつある。

 「何事もなかったように過ぎてしまうことに、逆に戸惑ってしまいますね」。電機店の女性従業員(36)はそう話した。

               ◇

【用語解説】東京・秋葉原の無差別殺傷事件
 加藤智大容疑者が6月8日午後0時33分ごろ、東京都千代田区外神田の交差点に2トントラックで突っ込み、歩行者5人をはねた後、殺傷能力の高いダガーナイフで12人を次々と刺し、7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた。殺人未遂の現行犯で逮捕され、その後、殺人容疑で再逮捕された。携帯サイトの掲示板に、凶器となったナイフ、トラックの調達の様子や、犯行予告などを書き込んでいた。

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(産経新聞)

すごい。
でっていう。。。
ああああーーひまだーーー
こういうの好きかも。
ヽ(´ー`)ノマターリ

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